意外と知らない、録音の6つの落とし穴
録音した音源を綺麗に整えたり、聴きやすく加工したり。
良かれと思ってやったことが、実はMIXの妨げになってしまうことがあります。
今回は、歌ってみたの録音で気をつけたい6つのポイントをご紹介します!
① コンプやEQをかけて録音していませんか?
AG03などのオーディオインターフェースには、声を聴きやすくするコンプやEQが搭載されているものがあります。
しかし、これらのエフェクトをかけた音で録音してしまうと、MIX時に元の音へ戻すことができません。
✅ ここに気をつけて!
録音データにはコンプやEQをかけず、できるだけ加工していない音で録音しましょう。
② 録音後に音量を揃えていませんか?
「音量がバラバラだとMIX師さんが困るかも」と、録音後に音量を調整していませんか?
実は、録音後に音量を変更すると、MIX時に不自然な聴こえ方になり、音源のクオリティが下がることもあります。
✅ ここに気をつけて!
録音後の音量調整やノーマライズはせず、基本的には録音したままの状態で提出しましょう。
③ 歌のタイミングを自分で修正していませんか?
「少しズレたから直しておこう」と、録音後に歌のタイミングを編集していませんか?
無理にタイミングを揃えると、声のつながりが不自然になったり、編集した部分に違和感が残ったりすることがあります。
✅ ここに気をつけて!
タイミング補正はMIX師に任せ、録音後の編集はできるだけ控えましょう。
④ ノイズを綺麗に消してから提出していませんか?
「ノイズが入っていると迷惑かも」と、ノイズ除去ソフトで綺麗にしてから提出していませんか?
ノイズ除去を強くかけると、ノイズだけでなく声の成分まで失われ、音質が悪くなることがあります。
✅ ここに気をつけて!
ノイズ除去は基本的にMIX師に任せましょう。
ノイズが大きい場合は、録音環境を見直すことも大切です。
⑤ 合いの手やコーラスを1本にまとめていませんか?
「トラックが多いと分かりにくいから」と、複数の合いの手やコーラスを1本にまとめていませんか?
これでは、どのトラックに何の声が入っているのか分かりにくくなり、各パートの音量や左右の配置などを個別に調整しにくくなってしまいます。
MIX師は歌い手さんが整理したトラック構成を見て、こういう構成にしたいんだなと読み取ります。
パートが1つのトラックにまとまってしまっていると、MIX師も混乱したり、勘違いして、意図しない歌構成になって返ってくる可能性があります。
✅ ここに気をつけて!
合いの手は合いの手、コーラスはコーラスと、パートごとにトラックを分けましょう。
また、左右に配置する声も、左側の声だけで1トラック、右側の声だけで1トラックというように、それぞれ独立したトラックで書き出してください。
⑥ ハモリ、歌えるところだけ録音していませんか?
「歌えるところだけ録音して、あとはMIX師さんに作ってもらおう」と考えていませんか?
実際に歌ったハモリと、メインボーカルから生成したハモリでは声の質感が異なるため、混ぜると違和感が出ることがあります。
さらに、MIX師は「ハモリが録音されていない部分は、ハモリ不要なんだな」と判断することも。
その結果、想像していたよりハモリの少ない仕上がりになる可能性があります。
✅ ここに気をつけて!
ハモリは必要な部分をできるだけ録音しましょう。
歌えない部分がある場合や、MIX師にハモリ生成をお願いしたい場合は、どの部分にハモリが必要なのか、事前に伝えておきましょう。
録音が終わったら、音源をチェック!
せっかく頑張って録音した音源も、ちょっとした設定ミスや見落としで、MIXが難しくなってしまうことがあります。
Studio Mooの「ボーカル音源チェック」では、音割れや録音音量、ファイル形式などを簡単に確認できます。
録音後の最終チェックに、ぜひ活用してみてください!
※ MIX師や依頼先によって、推奨される録音・提出方法が異なる場合があります。依頼先から指定がある場合は、そちらのルールを優先してください。


